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おうちグルーミングのススメ。

おうちグルーミングのススメ

ワンちゃんと一緒に生活していると抜け毛や毛玉、ニオイって気になりますよね。
トリミングサロンに連れていきたいけど、値段を考えるとそんなに頻繁に連れていくこともできないし、予約も取れない・・・うちの子がきちんといい子にしていられるか不安・・・そういった悩みを抱えてはいませんか?
おうちで正しくお手入れをしてあげることで、愛犬との絆が深まり、いざトリミングサロンに連れて行っても普段のお手入れのおかげで慣れているから、とってもいい子にしてくれること間違いなし!
さらに皮膚疾患の予防につながる、おうちで出来るお手入れを4ステップに分けてご紹介します!
悩みを一挙に解決しましょう♪

1. ブラッシング編

まずは、丁寧なブラッシング。
ブラシには様々な種類がありますが、初めてのブラシには簡単に使える獣毛ブラシを選びましょう。獣毛ブラシは使用している毛によって柔らかさが異なり、軟毛の子には柔らかめの馬毛、剛毛の子には猪毛がお勧めです。犬種や毛質にあったブラシを選びましょう。
毛の流れに沿って、優しく皮膚に押し付けすぎないようにブラッシングしていきます。
定期的なブラッシングは毛玉の予防になります。毛玉除去はトリミングサロンに連れていく必要が出てくるうえ、ワンちゃんにとっても負荷となります。
また、毛玉は皮膚疾患やニオイの原因になるので、ブラッシングは日々のお手入れとスキンシップとして定期的に行いましょう。

ブラッシングされている犬

2. 足裏のケア

普段フローリングでワンちゃんが足を滑らすことはありませんか?
その原因は足裏の毛が伸びて、肉球を覆ってしまっているからかもしれません。
肉球は滑り止めの役割をしている為、毛が伸びてしまうとその機能が阻害され、ワンちゃんの足腰に余計な負荷をかけてしまいます。 場合によっては、転倒し骨折するケースもあるので、ペット用ミニバリカンで毛の処理をしてあげましょう。
注意してほしいポイントは、刃先を肉球に当てないこと!
万が一肉球を傷つけてしまった場合、病院にて適切な処置が必要になり、ワンちゃんにとっても2度としたくない、いやな思い出に・・・
そうならないように、慣れないうちはゆっくりと時間をかけてケガをしないように行いましょう。

         

足裏のケアをしている画像


足裏のケアと言えば爪切りも欠かせません。
良く散歩をする犬はある程度は自然に削れるのですが、それでも放置していると伸びすぎて思わぬ怪我の要因になりがちです。
立ったときに爪先が床に触れて音が鳴るようであれば伸びすぎのサイン。そうなる前に月一回程度を目安に切って上げるのが理想です。
爪を切る際は1本の爪を一度にバチンと切るのではなく、少しずつ角を取るように角度を変えながら丸くしてあげると怪我のリスクを減らせます。
横から透かして見ながら血管の2㎜手前くらいで止めてあげるように、血管が見えない場合は切断面の色が透明になったら止めておきましょう。
爪切りはギロチンタイプのものが切り易くてオススメですよ♪

爪切りをしている犬の画像

3. シャンプー編

シャンプーは風呂桶にシャンプー剤を入れ、お湯で希釈しながら泡立てます。シャンプーによって希釈倍率が変わるので、3~5倍を目安に希釈しましょう。
ワンちゃんに直接シャワーを当てるのではなく、スポンジで泡立てたシャンプーを取り、その泡で濡らしながら洗っていきます。この手順で行うことで時短にもなり、水の苦手なワンちゃんに余計なストレスを与えないので、オススメです。
耳の裏や足の付け根など皮脂がたまりやすく見落としがちなので、しっかりと洗ってあげましょう。どうしても皮脂が取れない場合は、シャンプー原液を少しつけて洗ってあげると簡単に落ちますので、諦めないで頑張りましょう。
また、顔周りは目や鼻に入らないように優しくゆっくりと洗ってあげるのがポイントです。

シャンプーを泡立てている画像

ワンちゃんの被毛を指でこすって”キュッキュ”としてきたら皮脂が落ちた合図!シャワーで泡を洗い流しましょう。
シャワーの音を嫌がるワンちゃんが多いので、水量は控えめにしてシャワーヘッドの先端を持ち、水を優しくかけてあげると大人しくしてくれることが多いです。優しく声をかけながら泡を流しましょう。
次にコンディショナーです。こちらも桶でシャンプー同様に希釈してあげて、被毛全体にマッサージをしながらなじませます。
気持ちいい顔をしてくれるかもしれませんね♪
全体的になじんだら、丁寧に流してあげましょう。

シャンプーされている犬の画像

どうしても皮脂が落ち切らないワンちゃんや、皮脂の多い犬種はシャンプーの手順を2回行うのも手ですが、トリミングサロンではクレンジングシャンプーという、下洗いのシャンプーをよく使います。
このクレンジングシャンプーは皮脂汚れをがっつりと落とすので、皮脂の多い子にはオススメです。
逆に皮脂の少ないワンちゃんや、敏感肌・乾燥肌のワンちゃんに使用すると皮脂が落ちすぎてフケの原因になることがあります。
ワンちゃんの皮膚の状態と相談して、使用を考えてくださいね。

浴室にいる犬の画像

4. 仕上げ・定期的なケア

シャンプーが終わったワンちゃんには、まずタオルドライを行います。
体が冷えないように素早く行いましょう。人と同様ワンちゃんも風邪をひきます・・・
しっかりとタオルで水気が拭き取れたら、次は最後の難関であるドライヤーです。
シャンプーでしっかりと皮脂汚れが落ちていれば、乾きも早くなります!
ドライヤーで風を当てながらブラシで毛をかき分け、皮膚表面の水分を飛ばすイメージで行うのがベスト♪
皮膚の状態も確認できる良い機会です♪
注意するポイントは早く乾かすためにドライヤーを近づけすぎないことです。火傷の原因になるので、30㎝以上は離して風を当てましょう。
顔周りは風量を弱めて、タオルで水気を拭き取りながらやってあげてください。
ドライヤーを止めて、体全体を触ってあげて水気でひんやりしている部分が残っていなければ、ドライは完了!
「大人しくしていい子だねー!」と全力で褒めてあげましょう♪

ドライヤーされている犬の画像

ドライヤーが完了したら、ブラシで被毛全体を整えてあげましょう。
この時、季節に応じて、静電気除去のブラッシングスプレーや虫よけ効果のあるスプレーをして被毛全体になじませてあげます。
被毛を整えることはワンちゃんの皮膚・被毛のトラブル軽減につながり、スキンシップにもなるので、日常的に行ってあげましょう。
普段裸足で歩くワンちゃんの肉球のケアも欠かせません!乾燥やダメージで肉球がぱっくり割れてしまうこともあります。
肉球ケアクリームもブラッシングの際に状態をチェックしてあげて、しっかりと塗ってあげましょう。
ブラッシングの最後にコームを使用し、全体的にもつれのないことを確認すればおうちグルーミングは完了♪

肉球のケアの様子


またその他には、耳掃除も健康にかかわる重要なお手入れです。
特に耳の垂れているワンちゃんや耳垢の多いシーズーなどは要注意!
耳から臭いがしたり、茶色や黒のべたついた耳垢が見られる場合は外耳炎など病気の可能性もあります。そうなる前に月に1~2回程度は耳垢をチェックしてあげてください。
汚れや耳垢が気になったら、イヤーローションかクリーナーを耳の中に直接垂らしてあげた後、耳の根元を外側からマッサージしてあげる感覚で揉んであげましょう。
そうすると汚れが浮いてきて液体と一緒に耳から出てくれます。残った汚れはコットンなど柔らかいもので優しく撫でるように取ってあげてくださいね。

耳掃除の様子